LPIC-2ストレージ・保守コマンドの読解オリジナル・公式資料照合難易度★★★☆☆
rsyncで、/srv/data/の内容を/backup/data/へミラーする前に確認している。両パスは意図した別ディレクトリで、追加のfilterはない。次のコマンドの出力に*deleting old.csvが含まれた。この1回の実行について正しい説明はどれか。 rsync -avi --delete --dry-run /srv/data/ /backup/data/
A
同期先のold.csvはこの時点で削除済みである
--dry-runは変更を適用しません。deletingという表示だけで実削除と判断しません。
B
--deleteは同期元のold.csvを削除する指定である
通常この指定は同期先の余分な項目を削除します。同期元を消す指定ではありません。
C
末尾/があるので、/backup/data/data/だけを削除対象にする
同期元の末尾/はディレクトリの内容をコピーする指定です。この条件でdataを一段追加しません。
D
同期先のold.csvは削除予定として示されたが、このdry-runでは削除していない★ 正解
--dry-runによる予行表示と、本実行での削除処理を区別しています。
解説
dry-runは変更を実行せず、実行予定を表示します。deleteの対象は同期元にない同期先の項目であり、表示されたold.csvがこの試行で削除されたという意味ではありません。実行前には同期先・保持条件・削除予定を確認します。
根拠資料・確認情報
対応範囲:LPIC-2 201-450(Objectives v4.5)
資料確認日:2026-10-29
同じレッスンの問題
問題 1
Linuxのext4上の/srvへ新しい通常ファイルを作ろうとすると、No space left on deviceになる。quota、ディレクトリ権限、別マウントへの書込みは原因から除外した。次の観測がある。最も直接的に調べる対象はどれか。
$ df -h /srv
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/vdb1 20G 8G 12G 40% /srv
$ df -i /srv
Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on
/dev/vdb1 1048576 1048576 0 100% /srv
問題 2
Linux MDの2台構成RAID1について、/proc/mdstatの要部が次のとおりだった。ファイルシステムへのI/Oは現在成功している。読み取りとして適切なのはどれか。
md0 : active raid1 sda1[0] sdb1[1](F)
1047552 blocks super 1.2 [2/1] [U_]
問題 3
Linux LVMの通常のlinear LVを16GiB拡張したい。thin、ミラー、snapshotはなく、VGの空きextent合計は正確に12GiB、丸め差や割当て条件の障害もない。vgsの要部は次のとおりである。VGに容量を追加する場合、今回の拡張量に足りるよう最低限増やす必要がある空き容量はどれか。
VG #PV #LV VSize VFree
vg0 1 2 80GiB 12GiB