LPIC-2ストレージ・保守コマンドの読解オリジナル・公式資料照合難易度★★★☆☆
Linux MDの2台構成RAID1について、/proc/mdstatの要部が次のとおりだった。ファイルシステムへのI/Oは現在成功している。読み取りとして適切なのはどれか。 md0 : active raid1 sda1[0] sdb1[1](F) 1047552 blocks super 1.2 [2/1] [U_]
A
[2/1]は2台とも正常で、うち1台が単にアイドルであることを示す
稼働メンバー数が不足しています。通常のアイドル表示として無視しません。
B
1台が故障扱いの縮退状態であり、現在I/Oできることは冗長性が保たれている証明ではない★ 正解
[2/1]と[U_]がメンバー不足を、(F)が失敗状態を示しています。
C
activeと出ているため、故障メンバーの交換や確認は不要である
配列が動作していることと、冗長なメンバーが正常であることは別です。
D
RAID1は1台でも故障すると必ず全I/Oを直ちに停止するので、観測は成立しない
RAID1は残る正常コピーで動作を続けられます。今回のI/O成功と縮退は両立します。
解説
構成上2台のうち稼働メンバーが1台で、sdb1にはfailedを示すFがあります。残るコピーでI/Oできても、2台のミラー冗長性は失われています。バックアップと対象デバイスの識別を確認してから交換・再同期等の復旧を行います。
根拠資料・確認情報
対応範囲:LPIC-2 201-450(Objectives v4.5)
資料確認日:2026-10-29
同じレッスンの問題
問題 1
Linuxのext4上の/srvへ新しい通常ファイルを作ろうとすると、No space left on deviceになる。quota、ディレクトリ権限、別マウントへの書込みは原因から除外した。次の観測がある。最も直接的に調べる対象はどれか。
$ df -h /srv
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/vdb1 20G 8G 12G 40% /srv
$ df -i /srv
Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on
/dev/vdb1 1048576 1048576 0 100% /srv
問題 3
Linux LVMの通常のlinear LVを16GiB拡張したい。thin、ミラー、snapshotはなく、VGの空きextent合計は正確に12GiB、丸め差や割当て条件の障害もない。vgsの要部は次のとおりである。VGに容量を追加する場合、今回の拡張量に足りるよう最低限増やす必要がある空き容量はどれか。
VG #PV #LV VSize VFree
vg0 1 2 80GiB 12GiB
問題 4
rsyncで、/srv/data/の内容を/backup/data/へミラーする前に確認している。両パスは意図した別ディレクトリで、追加のfilterはない。次のコマンドの出力に*deleting old.csvが含まれた。この1回の実行について正しい説明はどれか。
rsync -avi --delete --dry-run /srv/data/ /backup/data/