LPIC-3 仮想化・コンテナ化コンテナーの分離とリソース制御オリジナル・公式資料照合難易度★★★★☆
Linux cgroup v2で、通常のfair schedulerのタスクだけを含むグループへcpu.max="200000 100000"を設定した。cpu.max.burstは0、上位の制限はなく、4CPUで十分な実行機会がある。quotaとperiodはマイクロ秒である。定常的なCPU帯域の上限の説明として正しいのはどれか。
A
各スレッドがそれぞれ2CPU分ずつを無制限に使え、グループ全体には上限がない
quotaはグループのタスクが使うCPU時間の合計を扱います。スレッドごとに同額が追加されるわけではありません。
B
グループ合計で、100msのperiod当たり200msのCPU時間に対応する約2CPU分の帯域上限であり、特定2CPUへのpinningではない★ 正解
200000/100000=2というCPU帯域の比です。どのCPUで動くかや瞬間的な並列数の固定とは区別します。
C
100000は必ずホストCPU番号を表し、その番号のCPUだけを使う
第2値はCPU番号ではなくperiodです。CPU affinityやcpusetとは別の指定です。
D
cgroup v1でもファイル名と2値の書式は必ずcpu.maxだけであり、同じ方法で設定する
v1のCPU帯域制御ではcpu.cfs_quota_usとcpu.cfs_period_us等を使います。v2のインタフェースと区別します。
解説
quota/periodからCPU帯域の上限を読みます。実装のスライスや境界での挙動まで厳密な瞬間値に読み替えず、SCHED_NORMAL等の対象とcgroupの版、CPU配置の制約を分けて確認します。
根拠資料・確認情報
対応範囲:LPIC3 305-300 v3.0
資料確認日:2026-10-28
同じレッスンの問題
問題 1
Linuxホストの管理者が、ホストPID 4321のコンテナープロセスと同じnetwork namespace内でインタフェース情報だけを調べたい。必要な権限はあり、PIDは有効である。ほかのnamespaceへ入る指定はせず、適切な操作はどれか。
問題 3
Linuxのコンテナーで、アプリには管理用capabilityが不要で、特定の不要なシステムコールも禁止したい。名前空間の分離とcgroupによる資源上限は既に設定した。役割を区別した追加策はどれか。
問題 4
コンテナー基盤の構成を確認する。OCI Image Specification、OCI Runtime Specification、containerd、runcを同じものとして扱わない説明はどれか。Linuxの通常のプロセス型コンテナーを対象とする。