LPIC-2ネットワーク診断とシステム保守オリジナル・公式資料照合難易度★★★☆☆
サーバー内からはAPIへ接続できるが、別ホストからは接続できない。ss -lntの対象行はLISTEN ... 127.0.0.1:8443 ...で、外部経路とTCP 8443のファイアウォール許可は確認済みである。まず見直す設定はどれか。
A
DNSのTTLを0へ変えるだけで、待受けアドレスの制限も外す
名前解決のキャッシュと、プロセスがどのローカルアドレスへbindしているかは別の条件です。
B
サービスを必要な外部インタフェースで待ち受けるよう設定し、公開範囲と認証も確認する★ 正解
外部から到達させる必要があるアドレスでlistenする設定を確認します。変更時には不要な公開を避けます。
C
TCPの待受けは正常なので、ファイアウォールを全無効化することだけを続ける
既にフィルター許可が確認されています。ループバックへのバインドという具体的な手掛かりを先に検証します。
D
接続先のTCPポートを、APIの設定を変えずUDPへ置き換える
TCPサービスへUDPで送っても、そのサービスがUDPを実装していなければ接続できません。
解説
127.0.0.1への待受けはローカルホスト向けです。経路・フィルターが通っても、外部アドレスへ来た接続をその待受けが受理するとは限りません。バインドと公開条件を見直します。
根拠資料・確認情報
対応範囲:LPIC-2 201-450(Objectives v4.5)
資料確認日:2026-10-28
同じレッスンの問題
問題 1
同じIPv4ルーティングテーブルに次の経路がある。ポリシールーティングや到達不能なゲートウェイは考えない。宛先10.20.5.6に使うゲートウェイはどれか。
default via 192.0.2.1 dev eth0
10.0.0.0/8 via 192.0.2.2 dev eth0
10.20.0.0/16 via 192.0.2.3 dev eth0
問題 3
対象サーバーの既知のIPアドレスを指定すると必要なサービスへ接続できるが、同じサーバー名では名前解決エラーになる。設定済みDNSリゾルバーへのdigもタイムアウトする。切り分けの次の作業はどれか。
問題 4
GNU tarの同じlisted-incremental系統で、月曜のレベル0バックアップ、火曜の増分、続いて水曜の増分を取得した。全アーカイブは正常で、水曜時点へ空の復元先を戻したい。正しい適用順はどれか。
問題 5
GNU makeで次の依存関係を使う。program、main.o、io.oは既にあり、api.hだけを両オブジェクトより新しく更新した。レシピは通常どおりコンパイル・リンクを行う。他の変更はない。make programで再作成されるものはどれか。
program: main.o io.o
main.o: main.c api.h
io.o: io.c api.h