LPIC-2メールサービスと運用オリジナル・公式資料照合難易度★★★☆☆
IMAPサーバーはTCP 143だけで待ち受け、最初は平文プロトコルでSTARTTLSを案内する。993やSMTPポートでは待ち受けない。OpenSSL s_clientでこの143のIMAPをTLSへ移行する接続手順を調べたい。接続方式が適切なのはどれか。証明書の信頼性検証は別途設定・確認する。
A
openssl s_client -connect mail.example:143(-starttlsなし)
最初からTLSのハンドシェイクを送る方式になり、初期にIMAPを話してSTARTTLSへ進む指定がありません。
B
openssl s_client -connect mail.example:993
993は通常implicit TLSのIMAPで使いますが、本問ではそのポートにサーバーがいません。
C
openssl s_client -connect mail.example:143 -starttls imap★ 正解
IMAPのSTARTTLS交渉をしてからTLSへ移る指定です。ポートとプロトコルの条件に一致します。
D
openssl s_client -connect mail.example:143 -starttls smtp
143の相手はIMAPです。SMTP用のSTARTTLS会話ではプロトコルが一致しません。
解説
143のIMAPでSTARTTLSを使う場合、最初からTLSを開始する方式とは違い、IMAPの交渉でTLSへ切り替えます。s_clientの-starttlsへ対象プロトコルimapを指定します。接続成功だけで証明書の検証成功とは扱いません。
根拠資料・確認情報
対応範囲:LPIC-2 202-450(Objectives v4.5)
資料確認日:2026-10-28
同じレッスンの問題
問題 1
Postfix 2.10以降で、smtpd_relay_restrictionsをpermit_mynetworks, permit_sasl_authenticated, reject_unauth_destinationとした。外部クライアントはmynetworks外でSASL認証せず、宛先もこのサーバーのローカル配送先・許可されたrelay_domains等ではない。この中継要求の評価はどれか。
問題 2
Postfixのキューにdeferredのメールがあり、ログはconnect to mx.remote.example[203.0.113.25]:25: Connection timed outを示す。ローカルで送信受付までは済んでいる。この記録に直接対応する切り分けはどれか。
問題 3
Postfixでalias_maps=hash:/etc/aliases、alias_database=hash:/etc/aliasesを使う。/etc/aliasesへsupport: alice, bobを加えたが、コンパイル済みデータベースは古い。設定した対応表を作り直す代表的なコマンドはどれか。