ORACLE MASTER Silver DBA 26ai移行・PDBの運用判断オリジナル・公式資料照合難易度★★★☆☆
単一ホストの26aiでexpdpがログ・ファイルを作れず、ORA-39070とORA-29283を報告した。DBA_DIRECTORIESのDP_DIRは実在するサーバー上ディレクトリを指し、利用者へのREAD、WRITE権限も確認済みである。ディスク空きは十分だが、OS側の権限を変更した直後だった。次に確認する対象はどれか。
A
expdpを起動したクライアントのカレントディレクトリへWRITE権限を付ける
通常のData Pumpのファイルはサーバー上で扱います。クライアントの作業ディレクトリ権限は確認済みのDP_DIRのOSアクセス権を変えません。
B
OracleのサーバープロセスがDP_DIRの実ディレクトリへアクセス・書込みできるか★ 正解
DBのREAD、WRITE権限があっても、対応するOS側の権限を満たす必要があります。変更直後の状況にも合います。
C
DP_DIRという名前の表にINSERT権限を追加する
DIRECTORYオブジェクトは表ではありません。同名の表へのINSERT権限を追加してもファイルI/Oの権限は得られません。
D
Data PumpをNETWORK_LINK方式へ変更すれば、ログ出力先のOS権限の確認は不要になる
NETWORK_LINKはデータの移動経路を変えますが、ログをサーバー上へ書くためのOS権限を不要にしません。
解説
DIRECTORYオブジェクトに対するデータベース上の権限と、サーバープロセスがファイルを読み書きするためのOS権限は別です。実在するディレクトリでも、Oracleのプロセスがアクセスできなければログやダンプを作成できません。クライアント上の作業ディレクトリを変えるだけでは直りません。
根拠資料・確認情報
対応範囲:ORACLE MASTER Silver DBA 26ai(1Z0-182-JPN)
資料確認日:2026-10-29
同じレッスンの問題
問題 2
APPスキーマのData Pumpダンプを、検証PDBのAPP_TESTスキーマへ取り込みたい。APP_TESTは作成済みで、実行者の必要な権限、対象表領域のクォータ、互換性は満たしている。APP_TESTに同名オブジェクトはない。インポート時の所有者をAPPからAPP_TESTへ変更するためのパラメータはどれか。
問題 3
PDBを別CDBへプラグインした後、互換性に関係するPENDINGのERROR行がPDB_PLUG_IN_VIOLATIONSに残っている。利用者への開放前に管理者が取るべき対応はどれか。個々のエラーが与えるオープン状態への影響は、その内容によって異なる。
問題 4
26aiの同じCDB内で業務PDBを複製する。CDBはARCHIVELOGモードでローカルUNDOを使用しており、必要な権限・領域・互換性条件は満たす。複製中に必要なアーカイブログも保持できる。複製元PDBをREAD WRITEのまま使う計画の評価として適切なのはどれか。